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Brake Mechanism

ブレーキ機構(その2)
Brake Mechanism

アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)

急ブレーキあるいは低摩擦路でのブレーキ操作において、 車輪のロックによる滑走発生を低減する装置スリップ率が一定以上に達した車輪の ブレーキキャリパー内のブレーキフルードをABSアクチュエータ内のポンプが マスターシリンダに汲み戻し、液圧を下げてスリップ率を 一定値まで下げるという動作を自動で繰り返すことにより 車輪のロックを防ぎ、最大限の制動力を発揮できるスリップ率を維持する。
また、強くブレーキをかけながらの操舵が可能となるため、 一般には「急ブレーキをかけながら、 衝突回避のためのハンドル操作ができるシステム」であると簡潔に説明される。
ほとんどの路面でABS非装着車と比較して制動距離が短くなる一方で 砂利道等路面によっては制動距離が長くなるという欠点もあるため、 ABSを過信した運転は危険である。
特に凍結路等低μ路でABSが作動する場合、現行車検制度ではABSの油圧系統の方式や ABSの作動油圧に関する明確な規定がないため 運転者の想像以上に制動距離が伸びる場合がある。
たとえば、前後輪連動の2CHタイプや、GセンサーのないABSでは 最初にスリップ検知した一輪のブレーキ油圧に制御されるため 部品精度や経年劣化により 各ブレーキの初期制動能力に差異がある場合(現行車検制度では想定外)は、 ブレーキ液圧が必要十分に上がらないためブレーキの片効き状態が続き、 「運転者にとってブレーキが効かない」という状況につながる。
上記のような動作機構のため、ABS作動中はブレーキペダルに振動が伝わるが、 驚いてブレーキペダルから足を離したりせず、 非常時には躊躇せずペダルを目一杯踏み込み続けながらハンドルを操作し、 危険を回避する必要がある。
【引用】https://ja.wikipedia.org/wiki/アンチロック・ブレーキ・システム

衝突被害軽減ブレーキ

自動車が障害物を感知して衝突に備える機能。
自動車に搭載したレーダーやカメラからの情報をコンピュータが解析し、 運転者への警告やブレーキの補助操作などを行うシステム。
衝突被害軽減ブレーキ搭載車両の運転時は車載コンピュータが常時前方への警戒を行っており、 前方車両への接近や障害物を感知すると音声などで警告が発せられ、 衝突が不可避とシステムが判断した時点で自動的にブレーキをかけて被害の軽減を図る。
この他警告の時点でブレーキの効きを強めたり、 シートベルトの巻き上げなどの衝突に備えた予備動作も行われる。
探査にはミリ波レーダーが使われることが多いが、赤外線を使用する場合もある。
ただし赤外線は太陽の直射光線に弱く、 朝や 夕方など機能が働かない場合があることや 約50mまでしか探査ができないことを留意する必要がある。
また雨天時の雨粒による誤認識を考慮し、 ワイパー作動時には機能がキャンセルされるものもある。
なおレーダーに代わってデジタルステレオカメラも使われている。
カメラはレーダーに比べて安価ながらより細かい情報が得られる半面、 夜間や悪天候時に性能が発揮できない場合があるため、 車両によってはレーダーとカメラ双方を装備することで機能の強化を図っている。
2019年2月に国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で義務化が決定された。
この決定に含まれるのは日本やEUなどの40カ国・地域となっている。
乗用車や軽商用車に衝突被害軽減ブレーキの 標準搭載を課し、 2020年初めに適用が始められる計画である(既に、大型車などでは義務化が始まっている)
【引用】https://ja.wikipedia.org/wiki/衝突被害軽減ブレーキ

回生ブレーキ

通常は電源入力を変換して駆動回転力として出力している電動機(モーター)に対して、 逆に軸回転を入力して発電機として作動させ、運動エネルギーを電気エネルギーに 変換して回収または消費することで制動として利用する電気ブレーキの一手法。
発電時の回転抵抗を制動力として利用するもので、 電力回生ブレーキ、回生制動とも呼ばれる。
電動機を動力とするエレベーター、鉄道車両、自動車他、広く用いられる。
自動車では、電気自動車やハイブリッドカーで使われる。
タイヤの回転を使いモーターで 電力を発生させ、車両に搭載した蓄電池を充電し、 加速時の電力とする。構造は、インバータによる可変電圧可変周波数制御(VVVF)で、 回生負荷が蓄電池に変わるものである。
ただし、頻繁な高深度充電は電池の寿命を著しく短くするため、 回生電力量は抑えられている。
また、ハイブリッドカーのうち、エンジンとタイヤが機械的につながっている車両 (パラレル式、スプリット式など、エンジンも駆動力とするもの) ではエンジンブレーキも併用される。
この他、1990年代後半ごろから電気自動車やハイブリッドカー以外の 一般的な内燃機関自動車においても、 オルタネーターを特に減速時に高負荷で稼働させることで加速時、 巡航時の稼働負荷を抑え、燃費を向上させるものが 存在する(充電制御システム)。
【引用】https://ja.wikipedia.org/wiki/回生ブレーキ

その1 その2
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